食べ物に欠かせない調味料ですが、塩洗顔は毛穴の汚れに効果を現します。

 ヒマラヤをはじめとした世界各地の塩は、入浴剤などを代表として美容効果が認められてきています。

 ですが、通常の洗顔料と違い、泡は立ちませんので、泡立たないと洗浄力に不安がある方には好ましい方法ではないかもしれません。

 食物に塩を使う場合、味付けだけではなく旨味を引き出す効果が知られていると思います。

 肌につけた場合に引き出すのは、皮脂分です。

 殺菌作用もありますので、にきびの原因となるアクネ菌繁殖も抑制します。

塩の力

 塩は発汗作用も促すため入浴剤にも使われているのですが、洗顔に使用する場合も同じで、この発汗作用と上記の皮脂を引き出す作用により、汚れた皮脂を表面に引き出させ、更にまだ汚れていない皮膚が必要とするきれいな皮脂の分泌を促します。

 清浄な皮脂は自分の肌質にもっとも適したクリームなので、化粧水、乳液などの洗顔後のスキンケア用品は使わなくても支障がない、という利点もあります。

 余り知られていませんが、塩には角質融解作用もあるので、古く固くなってしまった角質も柔らかくして洗い流しやすくします。

 ですから、顔だけでなくヒジ、ヒザ、カカトなどで効力を発揮します。

 自然で無理のないピーリング作用もある、といえましょう。

塩洗顔の方法

 塩の粒子そのものでこすると肌を傷めますので、容器に入れて水を足し、下に沈殿した塩が見えるくらいの「飽和状態の濃度」にした塩水の方を使用します。

 ぬるま湯で顔を予洗いし、適量の塩水を手の平で広げ、顔全体に行き渡らせます。

 皮脂を引き出す作用により、手の平で優しく顔に広げ続けると皮脂が引き出され、次第に顔がぬるぬるしてきます。

 顔全体がぬるぬるしたら、ぬるま湯で洗い流します。

冷水を使うと、溶け出た皮脂が固まってしまい、流れにくいのでぬるま湯を使います。

 これで汚れた皮脂は流れ落ち、清潔で肌に必要な皮脂まで分泌された状態になりますが、過剰分泌を押えるため、ぬるま湯の次に冷水ですすぎを繰り返します。

鼻や小鼻の回りは念入りに冷水をかけて引き締めます。

 洗顔後は何もつけなくてもつっぱり感はないようですが、皮脂分泌する毛穴を引き締める意味でも、収斂化粧水など必要なものはいつもより少量使ってみましょう。

数日続けると肌本来の力を取り戻し、調子の変化が自覚できるでしょう。